
最近、著書に『「老年幸福学」研究が教える60歳から幸せが続く人の共通点』がある武蔵野大学ウェルビーイング学部の菅原育子教授のコラムに触れました。
「主観的幸福感」とは、その名のとおり、自分の暮らしや人生について、どの程度の幸せを感じているかを点数にしたものだそうです。
普段、どのくらい幸せを感じているか。全く幸せを感じていない状態を「0」、非常に幸せを感じている状態を「10」。
数年前に、この「主観的幸福感」と年齢との関係について研究が発表されました。
世界の実に145か国で行われた何百万人の回答をまとめていくと、全体として、幸福感は若い人では比較的高く、中年で低く、高齢の人で高いという、50歳前後を底としたU字型の曲線を描いたというのです。
同じ人に同じ質問を何年にもわたって繰り返した場合でも、同様の結果だったとのこと。
さらにこのU字曲線は、経済的に豊かな国でもそうでない国でも、宗教や文化が異なる地域でも、概ね同様だったそうです。
私は今、このU字型の上昇場面にいるのかな?そうだといいな。
日々の小さな幸せでもいいから、それに気づくこと。
案外、身の周りにも幸せがゴロゴロ転がっていそうです。
大切なのは、日々それに気づくことなのでしょうね。
◆ 自ら決定するほど人生の幸福感は高まる
◆ 幸せは伝染する
◆ 人生を通じて人の幸せに最も影響を与えるのは、「良い人間関係である」
◆ 「適切な睡眠、朝食を抜かない、タバコを吸わない、定期的な運動をする、人や社会とのつながりがある」は病気の発生を抑え、死亡率を下げる
◆ 今の幸せに気づく