
アタチュルク廟で感じた“国を愛する心”|静けさに包まれた偉人の眠る場所
トルコの首都アンカラにあるアタチュルク廟(アヌトカビル)に行ってきました
「ただのお墓でしょ?」と思ってた自分に反省
ここはトルコという国を“命をかけて築いた人”の想いが
しっかり、静かに伝わってくる。すごく重みのある場所でした
お歳よりから小さな子を連れた家族、そして若いカップル
本当に人気のある偉人なのだとつくづく思いました
まずこのスケール感!
遠くから見ても圧倒的な存在感

モダンでシンプルだけど、重厚感のあるデザイン
トルコ建国の父「ムスタファ・ケマル・アタチュルク」にふさわしい威厳があります

両脇にはトルコの守護を象徴するヒッタイト風のライオン像がずらり
自然と気持ちが引き締まってきます
中央に置かれた象徴的な石棺と天井の装飾
中に入ると、奥には大理石でできたアタチュルクの象徴的な石棺が静かに鎮座
そこだけ光が射していて、神聖な空気が漂います




そして微動だにしない若い兵士がアタチュルクの石棺を守っています

トルコ人にとって、ここはただの墓じゃなく、「国の心」なんだと痛感
静かに目を閉じたくなるような、敬意に包まれた空間でした
敷地内にはアタチュルクの記念博物館もあります
写真撮影は禁止でしたが、館内の廊下に面した小さな部屋ごとに
彼の私物や直筆の手紙、写真が展示されています
なかでも若き日の軍服や、戦時中の写真は圧巻
彼がどれだけ熱く国の未来を考えていたのか
訪れた人がみな真剣に見入っているのを見て
彼の存在の重みがリアルに伝わってくるような気がしました
トルコ人がアタチュルクを心から尊敬している理由が
建物や人々の振る舞いから自然と伝わってきました