
今日は休暇をもらって
地元台東区主催の
東京都防災ボランティア
被災建築物応急危険度判定員の
講習会&実地訓練に参加しました
被災建築物応急危険度判定員とは
大規模地震などの災害発生後に
被災した建築物の被害状況を調査し
余震等による二次災害の危険性を判定
住民等へ示すボランティア
一級建築士などの資格を持つ技術者が
都道府県知事の認定を受けて活動します





(一般財団法人日本建築防災協会の資料から抜粋)
下表は、近年の地震の建物被害の状況です
あらためて、被害棟数が尋常でない
ことがわかります

前回7月は、木造2階建の住宅の訓練
でしたが
今日は鉄筋コンクリート造の建物
を使用した実地訓練
都内はもとより、ここ台東区にも
約1,400棟のマンションを始め
商業施設や事務所ビル、ホテルなど
鉄筋コンクリート造の建物が
多数あり、大地震が発生した場合には
相当な人的・物的被害が予想されます
今日は、平日にも関わらず
30人を超える判定員が駆けつけました
地震や水災などの災害が
度々発生している昨今
やはり防災ボランティアの
関心度は高いのですね
丁度昨日は、岩手県沖で
マグニチュード6.9の地震があり
沿岸部広域に津波警報が発令されました
用心用心です
さて、それでは実地訓練へ
現地に到着したら
まずは建物周囲の安全を確認し
手際よく判定調査を進めます
判定員は二人一組で
約15分で1棟の調査をすることが
求められます
結構タイトです
皆、真剣そのもの
下の写真は、訓練用に区役所が用意し
建物に張り付けたものです
AIで作成したものだそうで
鉄筋コンクリートの柱がせん断破壊
されていたり、壁の配管が壊れて
垂れ下がっている様子が実にリアルです!
壁のひび割れのガムテープの表現は
従来の手法で、妙に懐かしい方法に
感じました(笑




一連の作業が終わったら集計作業へ
判定結果はスマホでアプリに入力し
データは自動的に事務局で
集計してもらいます
今回の鉄筋コンクリート造建物は
前回の木造住宅とは段違いに複雑で
調査項目も多く、入力・判定が大変
であることがよくわかりました
これからも数多くの訓練が必要です
前回訓練があった7月には
丁度、漫画家たつき諒さんの
『私が見た未来 完全版』…
「7月5日大地震発生説」が
世間を賑わせていました
その後、特段、大きな地震もなく
ほっとしました
実際の出番はないことを祈ります
でも、訓練や準備は怠らず
一人ひとりが普段から
災害に対する安全について
備えておきたいものですね
