上野の東京藝術大学大学美術館へ行ってきました
お目当ては、現在開催中の特別展
「藝大式 美術の”ミカタ” —この夏、藝大生になる—」

美術館というと、作品を「鑑賞」する場所
というイメージがありますが
今回の展覧会はひと味もふた味も違います
なんと、東京藝術大学の現役講師陣が贈る
12コマの「講義」を、美術館の中で
「展覧会」として展開しているのです!

美術の歴史、実技、表現、鑑賞、素材、保存修復など
美術に関する多岐にわたるテーマを
同大学の貴重なコレクションを
中心とする芸術作品を教材として
「聴講」するように味わう
これまでにない贅沢な鑑賞体験をしてきました
その感動を、皆さんにもお伝えしたいと思います
美術館で「藝大生」になる?
美術館の入り口には、可愛らしい親子と犬が
描かれたメインビジュアルが

「藝大生に、なろう。」「藝大式 美術の”ミカタ”」
というキャッチコピーに、期待が膨らみます
今回の展覧会は、12人の講師が
それぞれ自身の専門分野に基づいた「講義」を
展示室全体を使って展開するという構成
まるで大学のキャンパスに
迷い込んだような感覚です
会場に入ると、多くの観客が熱心に
作品に見入っていました

12の「講義」が織りなす、美術の世界
展覧会のリーフレットを見ると
日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン
建築など、様々な分野の「講義」が
ラインナップされています

その中からいくつか興味深い展示をご紹介します
第5限:古典を学ぶ、古典を描く
まずは、日本画研究室の高島圭史講師による
「古典模写」の講義

パネルには、「模写の方法はシンプル。
手本をよく見て、それと同じになるまで描く」
という心に響くメッセージが
展示ケースには、実際に模写に使われる
筆や絵具、そして絵巻物の教材が並んでいました

単に作品を眺めるだけでなく、制作のプロセスや
講師が学生に伝えたい「美術の”ミカタ”」に
触れることができ、非常に興味深かったです
修復の現場を「聴講」する
また、保存修復に関する展示も充実していました
半分だけ金箔が貼られた修復途中のような仏像や
仏像の内部構造がわかる木製の模型は
普段は目にすることのできない
美術品の「裏側」を教えてくれます


作品を未来へ残すための、緻密な技術と情熱に触れ
美術への理解がさらに深まりました
表現の多様性に触れる
ほかにも、歴史を感じさせる印刷機
これはなんとあのゴッホが使用したプレス機



白地に黒いドット模様が印象的な
シロクマの彫刻など
素材や表現の多様性を感じさせる展示が並び
飽きることがありません

その他にも、所狭しと沢山の展示

















贅沢な学びの時間
12の講義をすべて「聴講」し終えたとき
まるで美術の森を深く散策したような
心地よい充足感に包まれました
出口にはスタンプ台が用意されており
しっかり自分で「修了の証」をスタンプ!


普段は接することができない
美術の多角的な側面を
第一線で活躍する講師陣の視点を通して
学ぶことができる
しかも、国宝級のコレクションを含む
本物の作品を目の前にして
これほど贅沢な鑑賞は
本当に貴重な体験でした
美術が好きな人はもちろん
美術に少しでも興味がある人
何か新しい視点を得たい方には
ぜひお薦めしたい展覧会です
この夏、あなたも藝大の森で、自分だけの
美術の”ミカタ”を見つけてみませんか?
展覧会情報
- 展覧会名: 特別展「藝大式 美術の”ミカタ” —この夏、藝大生になる—」
- 会場: 東京藝術大学大学美術館


- 会期: 2024年7月24日(金)〜9月23日(水)
- 公式サイト: https://geidai-art-mikata.jp/
※展示内容や会期は変更になる場合があります
お出かけの際は公式サイトをご確認ください
帰りがけ、先週行われた藝大まつりで
お披露目された巨大なオブジェを
学生さんたちが移動しているところに
偶然遭遇しました‼ 楽しそう!


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