脳ドックのすすめ


【このブログの要約】

〇近年では、CTやMRI検査により、
 「症状を起こさないような小さな脳出血の痕跡(かくれ脳卒中」や
 「動脈硬化などにより、脳深部の大脳白質主に神経線維の存在する部分)の
  毛細血管に血流低下が起こる大脳白質病変
といった症状を、早期の段階で見つけることができるようになってきた。

動脈硬化の危険因子として、
 高血圧、喫煙、糖尿病、コレステロール
 に要注意。
 特に、血管に負荷がかかる
 高血圧と喫煙で危険因子の9割

脳卒中や脳梗塞の予兆を見つけるため
 まずは1回、脳ドックを受け、
 その後、3年くらいごとに再検査するとよい。

〇脳ドックは、通常なら費用が3万から5万円ほどかかるが、
 頭痛やめまいといった症状で受診し、
 検査治療扱いになれば、5千円から8千円くらいで済む場合もある。

〇MRIのスキャニングの所要時間は、約30~40分

〇健康な時の自分の状態を一度MRIでスキャンしておけば、
 頭痛やめまいなどが発症して受診し、MRIでスキャンした場合に、
 前後の画像を比較することができ、原因解明の一助となる。

▶突然の頭痛
昨年11月ころ、頭痛が2週間ほど続き、
痛み止めのロキソニンを飲んでも効かない状態に。

私は元来、頭痛持ちではなく、
これまで、たまに片頭痛があっても、痛み止めを飲めば即効でした。

▶病院へ
たまたまその前の年に初めて脳ドックを受けていたので、
今回は外来でその病院を受診し、診察の結果、
MRI検査で脳をスキャンしてもらうことに。

原因は直ちに分かりませんでしたが、
一年前の画像と今回のものを比較すると、
血管の一部が膨らんでいることが
分かりました。(下の写真)

幸い、処方された薬を飲み、
医師に診てもらった安心感からか、
2日後には、痛みがなくなり、現在に至ります。

ただ、昨年11月に受診した際、医師から、
当分の間は、心拍数が上がるような運動やサウナ、
過度な飲酒などは控えるようにした方が無難とのこと。

丁度寒い時期だったので、
「やっぱり風呂上りの冷たいビールは旨い!」
…といったものも我慢することができ、
いつもの朝ランもジョギング程度に抑えておきました。

それから1か月後、そして3か月後にもMRIスキャンを受け、
最終的には血管の膨らみは目立たなくなりました。

医師いわく、もしも原因がこの血管の膨らみだとすると、
膨らんだ血管が周囲の神経に触れていたのかもしれないとのこと。

明確には分かりませんでしたが、
経過を自分の目で確かめられたので、
安心につながりました。

▶二年前に脳ドックで見つかったもの
ちなみに、初めて受けた2年前の脳ドックの際には、
①「陳旧性脳出血」1か所と
②「慢性虚血性変化」3か所
が見つかっています。

その際、医師からいただいた説明と資料には、
以下のような説明がありました。

① 陳旧性脳出血
 近年の高血圧の早期治療の普及により、
 脳出血の数の減少は顕著となっており、
 高血圧が起因する脳卒中の割合は5分の1以下

 その一方、最近では、CTやMRI検査により、
 症状を起こさないような小さな脳出血の痕跡
かくれ脳卒中)が見つかるようになってきた。
 この脳出血が起こった後の瘢痕(傷跡)を陳旧性脳出血という。
衣服に垂らした醤油染みのように血液の鉄分が沈着したもので、
時間の経過とともに消えることはない。

② 慢性虚血性変化
 脳梗塞までには至っていないが、動脈硬化などにより、
 脳の毛細血管に血流低下が起こり変化した部分で、
 大脳白質病変ともいう。

 脳深部の大脳白質(主に神経線維の存在する部分)に生じた
 虚血性変化(栄養を送る血管の血流が不足したことで生じた変化)。

一応、肝心の脳みそは、まだ概ね頭蓋骨に充填されているようでした。
スカスカの状態でなくてほっとしています。

▶過去の出来事
ふと考えると、30歳頃に、
オートバイに乗っている時にバスと接触し転倒、
地面に頭を打ち付け、3か月ほどの間、
めまいが続いたということがありました。

また、40歳頃には、仕事がとても忙しく、
睡眠不足とストレスが重なり、内斜視
(片方の目の視線が内側を向いてしまい、
モノが重なって見える)となり、
その症状が2か月ほど続いたことがありました。

もしかすると、これらの際に、脳に何らかのダメージが
残ってしまったのかもしれません。

▶医師いわく
陳旧性脳出血慢性虚血性変化は、
通常は、加齢に伴って多くの人に出現する病変
ではあるが、変化の程度が強い場合は、
認知機能の低下や脳卒中を引き起こす危険性が高くなる
とのこと。

なお、日常生活では、動脈硬化の危険因子として、
高血圧、喫煙、糖尿病、コレステロールに対して注意が必要。

特に、血管に負荷がかかる
高血圧と喫煙で危険因子の9割を占めるとのこと。

今回思い知ったことは、
健康であるときの状態を記録しておくことは、
とても重要であるということ。

私のように具合が悪くなったときに、
健康で異常がなかった時との比較が可能だからです。

MRIのスキャン画像はCDに入れて渡すので、
当初受診した医療機関ではないところに持ち込んでも、
両者の比較検討は可能
とのことでした。

▶脳ドックに係る費用(私の場合)
脳ドックは、通常なら費用が3万から5万円ほどかかります。

でも、今回の私のように、
痛いとかめまいがあるといった症状を訴えたときは、
検査治療となるため、費用は5千円から8千円くらい
でした。

▶医師いわく
50歳を超えるころには、
身体の様々な部分に異常が出てくる。

特に、脳梗塞や脳卒中の予兆を見つけるため
まずは1回、脳ドックを受け、
その後、3年くらいごとに
再検査することを勧めているとのことでした。

▶MRIスキャンの様子
スキャンの所要時間は、約30~40分
スキャン中は、絶えずギギ、ガガガといった大きな音がします。

これは、強い電流を流し、強力な磁場を発生させる時に出るもので、
機械がひずみ、部品の接続部がこすれたり、
周囲の空気が振動することで大きな音を発します。

でも、ベッドに横になり、ヘッドフォンを装着し、
スキャン中は、クラシック調の音楽が流れていたので、
さほど苦痛はありませんでした。

電流が流れる時に発生する非常に大きな力はローレンツ力(りょく)。
(おお!昔、理科で習った習った。
左手の親指、人差し指、中指で作る
ローレンツ力・フレミングの左手の法則‼ 
とても懐かしい‼)

▶脳ドックのすすめ

症状が出る前にまずは1回
その後は、3年くらいごとに定点観測。
特に50歳以上の方には、安心のため、
将来の健康への投資としても、
お勧めだと思います。

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