もしものときのために 「エンディングノート」~書き残しておきたい10のこと


 <目 次>
1.基本情報等
2.預貯金等
3.有価証券
4.不動産
5.年金
6.保険
7.各種契約等
8.借入金等
9.健康状態等
10.葬儀・墓
◆エンディングノートに関連する資料の置き場所

 エンディングノート(記入用)

 家系図(記入用)

昨年、私は大学時代からの親しい友人を
突然亡くしました。

毎年、ご家族で雪山にスキーに出かけると言っていた。
その宿泊先で、彼は突然亡くなってしまった。

心臓の病と聞きました。

3年ほど前には、彼が幹事をしてくれて、
久しぶりに同窓会を開催したのに。

私を含め、同窓のみんなは、
その早すぎる“終わり”に驚き、
そして大きな悲しみに包まれました。

仲間数人と葬儀に伺い、献杯。

それからしばらく経って同窓会を開き、
みんなで彼を懐かしく偲びました。

ご家族の動揺や悲しみは
いかほどだったでしょう。

私と同い年の彼もまた、
まだ元気に働いていましたが、
数年後の老後に向け、
徐々にソフトランディングしながら、
ゆったり愉しい時間を
味わうはずだったに違いありません。

私は怖くなりました。

突然、その日が訪れたら…

私はこれまで、
このブログに展開しているように、
100歳までの資金計画」を作り、
自分なりに老後へ向け、
準備を進めてきました。

今は持病もなく元気な生活を送っています。

でも、考えてみたら、
いつ病気に罹るかわかりません。
突然の事故だってあります。

もしものときのために。

”あの日”以来、
以前から気になっていたこと、
やらなければならないと思っていたことに、
真剣に取り組んできました。

「エンディングノートづくり」

取り組みはじめてわかったこと。

自分のことなのに、いざやってみると、
はっきりわからないことだらけ。

例えば、
いつも手にしている携帯電話一つとっても、
それに紐ついている
様々な契約ごとの多いこと。

いざ、ノートに書き出そうとしてみると、
案外簡単ではありません。

中には、失くしてしまったり、
すっかり忘れてしまった情報があり、
関係する窓口に問い合わせたところ、
当然のことながら、

本人確認を求められました。

あらためてぞっとしました。

自分でさえ容易でないことを、
残された家族が

すぐに処理できるはずはありません。

しかも、私が亡くなったあと、
葬儀から埋葬のこと、
そのほか、様々な契約の解除など、
やるべきことは山ほどあります。

これを全くの情報がないまま、
一つひとつ対処していかなければならない。

病気であれば、
少しは時間があるかもしれません。

でも、突然の事故に遭遇した場合には、
これらをまとめる暇がありません。

情報をまとめておくことは、
生きているうちの自分の役割だと思いました。

元気で、やる気のあるうちに。

本屋や図書館へ行き、いくつものいわゆる
エンディングノートを手に取りました。

一番大切なことは、残された妻や家族が
分かりやすい内容であること。

市販されているエンディングノートは、
どれも直接ノートに書いていくものでした。

自分に合ったものを購入し、
書き込んでみました。

でも、書ききれなくなったり、
書き直しているうちに汚くなってしまったり。

そこで、自分でWordとExcelを使って
独自のエンディングノートを作ることに
しました。

文字も、ワープロなら基本的に読みやすく、
何度でも書き直しは可能
です。

作成した際には、
最新記入日を入力し、
印刷
をしておきます。

その後も、たまに目を通して、
変更があったら修正。
そして、再度記入日を入力し、印刷。

こうしておけば、
いつ何時、私に事故があっても、
いつも最新の情報が揃っています。

一連の作業で、
あらためて「私自身のこと」がわかり、
整理できたような気がします。

もしご興味がありましたら、
下記のファイルをダウンロードして、
自分のエンディングノートを作ってみてください。
新たな気づきがあるかもしれません。

エンディングノート(記入用)

家系図(記入用)

<記入にあたって>

〇 やってみると分かることですが、ノート一冊をまとめるには、かなりの労力と時間を要します。

 一気に記入しようとせず、記入しやすいところからコツコツとまとめることが大切です。

〇 書き込む欄を全て埋め尽くす必要はありません。「自分とご家族にとって必要であること」これが一つの尺度になると思います。書かない方がよいこともあります。

〇 記入した後、もう一度客観的に見直すと、自分について新たな発見があるはずです。

〇 ノートは、家族や第三者に見られないように保管します。ただし、もしもの時には、残された家族にとって極めて重要な情報になりますので、ノートがあることは大切な人には伝えておきます。

〇 記入した後も、たまに目を通して、変更がある場合には修正。再度記入日を入力し、印刷しておきます。必要に応じファイルに閉じて残しておくと、変更の経過も確認できます。

〇 第一の目的は、万が一の際の家族への情報提供ですが、自分にとっての備忘録や人生設計にも役立ちます。

〇 携帯電話やパソコンに収容されているデジタルデータは、自分にしか価値のないものについては、あえてパスワードをノートに記す必要もないと思います。

〇 預貯金などの資産については勿論ですが、大事なのは負の資産。すなわち借金がある場合には、それをしっかりと記しておくことです。借金をしていたことを家族に知られたくないという思いが、結果として残された家族に多大な迷惑をかけてしまうこともあるといいます。

〇 借金の額にもよりますが、借金が多額で、資産を上回るような場合には、家族が相続を放棄することも選択肢の一つです。ただし、相続放棄ができるのは、相続開始後3カ月以内。このことに注意しておきます。

〇 預貯金の口座を複数所有している場合には、相続の際の手間を考慮し、使っていない口座は今のうちに解約しておくことも必要です。

〇 預貯金の通帳とカードに付随するものとして、印鑑とパスワードがあります。防犯など様々なリスクがあるので、ノートと一緒に保管することは避けるべきです。

パスワード等をノートに記入すると、特定の家族などがそれを知り、結果として、その後の相続トラブルに結びつく可能性があるといわれています。

〇 ノートに資産の配分などについて記しても、法的な有効性は持ちません。このため、必要であれば、民法で規定された条件を満たす遺言書を作成する必要があります。

〇 遺言書は、手書きの自筆証書遺言と、公証役場で作成する公正証書遺言、内容を秘密にしながら存在を証明する秘密証書遺言の3種類があります。作成する場合には、有効性の確保という面からも、事前に専門家に相談するのが得策です。

もしものときのために
「エンディングノート」~書き残しておきたい10のこと

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