
1. 夫婦でそれぞれ別の対象に投資
私と妻は、2024年1月から
新NISAで投資信託を続けています
ちなみに、二人とも、投資信託は
2014年のNISA制度が始まった当時から
他の投資信託でも積み立てています
新NISAでは
私は「全世界株式」
妻は「米国株式」と
あえて投資対象を分け
それぞれ
つみたて投資枠と成長投資枠の
両方を活用しています
今回、2024年~2025年の2年間
毎月2度(原則1日と16日)チェックした
私たちの実際のデータをもとに
・基準価額
・積立累計額
・評価額
についてグラフを作成し
推移を振り返ってみました
2. 全世界株式(つみたて投資枠・成長投資枠)への投資
私が投資している
「三菱UFJ eMAXIS Slim 全世界株式」
いわゆるオールカントリ―(オルカン)
文字どおり世界中の株式に
分散投資できるファンドです
10年前から運用している
他の投資信託を少しずつ売却する
などして用意した資金をもとに
つみたて投資枠に月10万円
成長投資枠に月20万円を
それぞれ積み立てました
これらの額は
つみたて投資枠は年120万円まで
成長投資枠は年360万円まで
という制限から逆算したものです
途中、つみたて投資枠では
積立額を減らしたり
成長枠ではスポット購入※
をしたため月額には
変動があります
※スポット購入とは
定期積立と異なり
自分の希望のタイミングと
額で単発的に投資信託を
購入するもの
下のグラフを見ると
基準価額は上下しながらも
全体としては右肩上がり
となりました


つみたて投資枠では
積立額が着実に増え、評価額も
それを上回る形で推移しており
ドルコスト平均法の効果を実感できました
2025年12月16日時点で
積立累計額(元本)=240.0万円
評価額=313.5万円
損益=+73.5万円
したがって
2年間の単純騰落率は、+30.6%
年換算の騰落率(年利)は、+15.0%
一方、成長投資枠では
価格変動の影響を受けやすいものの
相場が好調な時期には
利益の伸びも大きく
「安定」と「成長」を
バランスよく狙える構成になっています
2025年12月16日時点で
積立累計額(元本)=445.0万円
評価額=606.1万円
損益=+161.1万円
したがって
2年間の単純騰落率は、+36.2%
年換算の騰落率(年利)は、+17.5%
なお、それぞれ
2024年8月と2025年4月の
大暴落の際には
一時的に評価額が積立累計額を
下回ってしまいました(〇の部分)
いわゆる「元本割れ」で
忍耐力が試される時です
3. 米国株式(つみたて投資枠・成長投資枠)への投資
妻が投資しているのは
「SBI eMAXIS Slim 米国株式」
こちらは
米国株式市場(主にS&P500)に
集中投資するファンドです
私と同様
10年前から運用している
他の投資信託を少しずつ売却
するなどして
つみたて投資枠に月10万円
成長投資枠に月20万円を
それぞれ積み立て始めました
こちらも、途中
つみたて投資枠では
積立額を減らしたり
成長枠ではスポット購入をしたため
月額には変動があります
全世界株式と比べると
基準価額の上昇スピードが速く
評価額の伸びも大きいのが特徴
つみたて投資枠では
長期積立と米国経済の成長力が
うまくかみ合い、積立額以上の
評価額を維持しています
2025年12月16日時点で
積立累計額(元本)=205.0万円
評価額=263.8万円
損益=+57.8万円
したがって
2年間の単純騰落率は、+28.7%
年換算の騰落率(年利)は、+14.1%


成長投資枠では
相場が良いときの資産増加スピードは
非常に魅力的ですが
その分、下落時のブレも大きく
長期目線で続ける覚悟が必要だと
強く感じました
2025年12月16日時点で
積立累計額(元本)=415.0万円
評価額=557.0万円
損益=+142.0万円
したがって
2年間の単純騰落率は、+34.2%
年換算の騰落率(年利)は、+16.6%
なお、私と同様、それぞれ
2024年8月と2025年4月の
大暴落の際には
一時的に元本割れに見舞われました
(〇の部分)
4. 2年間続けて感じた効果と課題
効果
- 価格変動があっても継続することで
結果的に資産は成長 - つみたて投資枠は精神的に安心
- 成長投資枠は資産拡大のスピードを
高めてくれる
課題
- 短期的な値動きを気にしすぎると
不安になる - 「続ける仕組み作り」が何より重要
- 成長投資枠は下落局面での耐性が必要
実際に
2024年8月と2025年4月には
株価が歴史的大暴落に見舞われ
投資信託の基準価額の暴落を招き
その結果
一時的に「元本割れ」に見舞われました
① 2024年8月の株価大暴落
2024年8月の株価急落は
特に日本市場(日経平均株価)で
歴史的な下落幅となりました
米国や世界市場もボラティリティ※
が高まっていましたが
特に日本市場で大きく反応しました
※ボラティリテイ(Volatility)とは
株価や為替などの金融資産における
「価格の変動性・振れ幅」のこと
投資リスクの指標として用いられる
〇主な要因
⑴ 米国の経済データが弱く
景気減速懸念が強まった
7月の米雇用統計で
予想を下回る雇用増加幅が示され
米景気が弱いのではないかという
不安が広がりました
⑵ 米株式市場の下落が世界に波及
米国株(NYダウ、S&P500、ナスダック)
の弱い動きが東京市場に影響し
日本株がそれに連動する形で売られました
⑶ 急速な円高進行(ドル安・円高)
円高が進行し、輸出企業の収益悪化が
懸念され、株価の売り圧力が強まりました
⑷ 日銀の政策示唆や市場心理の悪化
日銀の利上げ示唆が市場心理を冷やし
リスク回避の動きが強まりました
→ これらが重なり
日経平均株価で8月5日に
約12%下落(年初来安値)と
過去最大級の急落幅になりました
新NISAが1月開始の時から
”順風満帆に成長”していた分
多くの方(私も)に動揺が
広がったのではないでしょうか
② 2025年4月の株価大暴落
2025年4月の株価急落は
米国発の貿易政策(関税)
いわゆる「トランプ関税」による衝撃が
世界市場に波及したことによるものでした
〇主な要因
⑴ 米国の大規模な関税政策の発表
米国トランプ大統領が4月2日に
幅広い輸入品に対して高率の
関税を課す政策を発表しました
これが株価に大きな衝撃を与えました
⑵ 世界的な報復関税と
貿易戦争への懸念の激化
中国などが報復関税を発表し
貿易摩擦が激化するとの懸念から
世界中の株式市場で売りが加速しました
⑶ 投資家のリスク回避と
パニック売り
不確実性と不安からVIX指数
(ボラティリティ指数)が急上昇し
投資家のリスク回避が強まりました
⑷ 債券市場・金利にも影響
債券市場でも混乱が発生し
株式と債券の両方で売りが
進む状況が広がりました
→ 結果として
主要株価指数は急落し
世界的に株式市場が大幅安に
なりました
その後回復しましたが
2024年8月の暴落時よりも
さらに長い時間を要しました
でも、回復してよかった
5. まとめ
新NISAは「続けた人が強い」
夫婦で投資対象を分けたことで
「世界分散の安定」と「米国成長の勢い」
の両方を取り込む形になりました
また、2年間のデータを振り返って
強く感じたことは
「相場を当てること」より
「続けること」の方が圧倒的に大切
だということです
2024年8月と2025年4月には
基準価額が一気に暴落したことで
慌てて投資信託の売却に走った
方も多かったようです
私も「元本割れ」に見舞われましたが
じっと我慢
今後もいつ何時、大暴落が起こるか
わかりません
米国株式はもちろん直接的に
また、全世界株式であっても
米国株式が占める割合が
60%以上ですから
米国の政治や経済の影響が
大きく関わります
特にトランプ大統領が繰り出す
予測不可能な政策の影響は
計り知れません
私もこれまで、決してリバランス※に
努めたわけではありませんから
選んだファンドの
「分散」効果と「長期」に「積み立てた」
ことの結果と冷静に受け止めています
現在(2026年1月)、私は64歳
今後も将来の老後に向け
(ん? 現在すでに老後?
いや、人生100年時代ですから
まだまだ先は長い!)
基準価額の上下に一喜一憂せず
積み立てをコツコツと
続けていこうと思っています
※リバランスとは
投資の目標に合わせて配分した
資産比率(株式、債券などの比率)が
相場変動によって崩れた際
値上がりした資産を売って
値下がりした(または上昇率の低い)
資産を買い増し、当初の構成比率に戻す
「資産配分の再調整」のこと
リスク管理と安定した収益確保のために
不可欠なメンテナンスで、長期的な
資産形成において特に重要視されている
これから新NISAを始める方
すでに始めている方も
短期の結果に一喜一憂せず
「長期」「分散」「積立」を軸に
自分なりのペースで長く続けていく
これに尽きるのではと思います
以上、参考になれば幸いです
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