
週末、上野の森美術館に行ってきました。
いつもランニングで近くは通るのですが、
この美術館へ来たのはこれが初めて。
今、「五大浮世絵師展」が開催されています。

今回の展示では、
歌舞伎役者の尾上松也さんが
ナレーションを担当していて、
浮世絵を観ながら、その解説を
自分のiphonで聴くことができます。
ありがたい。
しかも、五大浮世絵師の浮世絵を
特定の一品ずつ、写真撮影が許されていて、
SNSに投稿もOKというのですから
嬉しい限りです。

#五大浮世絵師展 #上野の森美術館
浮世絵が最も成熟し、黄金期と呼ばれた天明・寛政の時代。
1.吉原風俗や市井の生活など、艶やかな女性のしぐさや想いを写し一世を風靡した喜多川歌麿
「教訓親の目鑑 俗二云 ばくれん」


2.繊細な感覚と事実を踏まえた独自のデフォルメで役者の演技の一瞬を劇的に捉えた役者絵を描いた謎の絵師東洲斎写楽
「三代目坂東彦三郎の鷺坂左内」


3.<富嶽三十六景>をはじめ、風景・花鳥・人物と森羅万象を独自に表現した葛飾北斎
「五百らかん寺さざえどう」


4.<東海道五十三次>や江戸名所など、江戸後期の浮世絵に新風を吹き込んだ歌川広重
「月に雁」


5.豊かな表現力と斬新でユーモラスなデザインで武者絵の世界を切り抜き、幕末・明治の浮世絵界をけん引するリーダーとなり、国内はもとより海外でも高い人気を博した歌川国芳
「小子部栖軽豊浦里捕雷(ちいさこべのすがるとようらのさとかみなりをとらえ)」


各分野で人気を博した
五大浮世絵師の代表作を中心に
140点余りが一同に。
今まで、なんとなくわかっているつもりで。
五大浮世絵師の作品を初めて
こんなふうに一度に見比べて、
やっと少しだけ理解できたように
思います。
遅まきながら。
美術館を出たら、目の前には
凛とした西郷さんがいらっしゃいました。
おまけ。
